ITよもやま話のスタッフブログ一覧

2014年6月1日

お客さまとのエピソードネットとリアル店舗の融合。店に近づくだけで、スマホにピコーン! とお知らせが。

 

最近よく使われるようになった「O2O」という言葉をご存知でしょうか。
「Online to Offline」の略で、ネット(オンライン)とリアル(オフライン)の連携のこと。
少し詳しくいうと、ネットでの行動や情報が、リアルの店舗での購買に影響を与える施策をいいます。

あまり知られていないのですが、そのO2Oが更に便利になる技術が、iPhoneに搭載されています。それが「iBeacons(ビーコン)」という近距離の無線通信技術。
省電力のビーコン端末を店舗に設置すると、近づくだけでiPhoneがピピッと反応する、というものです。

さてiBeaconsで私たちの生活がどのように便利になるのでしょうか。
たとえば、とある飲食店のアプリを入れておけば、街を歩いていてその店舗に近づくと、お勧めメニューや空席情報がiPhoneにピコーンと通知されます。
さらに店内に入ればピコーンとiPhoneにクーポンが届いたりします。

飲食やアパレルなんかには効果的なマーケティング手法といわれています。

この技術は、いろいろなシーンで応用できそうです。

例えば、幼稚園では、子どもを迎えに来たお母さんのスマホに連絡事項を通知したり、逆にお迎えに来たことを園側に伝えることもできますね。

医療機関では、ネットで予約した患者さんが来院したら、医院側に通知することもできますし、診察後医院を出られた時間との差分で、患者さんがどのくらい院内で待っていたのかを把握することもできそうです。

さまざまなIT技術が次々と生まれていますが、どんな分野でも「使える技術」を見極めることが、ますます重要になっていると感じます。また、使い方次第で、驚くほど便利になったり、大きな顧客満足につながったりする時代でもあります。
「こんなこと考えてるんだけど」というご相談があれば、
お気軽にお声がけください。

2014年5月1日

お客さまとのエピソードみんなでつくる。みんなで共有する。IT版 マッピングパーティー!

 

出かける予定がある時に、どんな所か分からなくても、Googleマップやストリートビューで前もって見ておけば、ある程度は分かってしまう便利な時代。でも、その土地にいる人にしか分からない情報はウェブ上の地図にはないんですよね。

そんな街の情報を集めて地図を作るというイベントが各地で起きていて、「マッピングパーティー」と呼びます。みんなで地図を作るパーティーって楽しそうなネーミングですね!近年はスマホの普及もあって、ウェブ上で地図を作ることで、より多くの人を巻き込んだ情報共有が可能になっています。

例えば、千葉県流山市では、小学生にスマホを持たせて「とっておきの場所」を撮影、マッピングするイベントを行いました。人の顔や表札の写真を撮らないなどの個人情報の扱いを学んでもらい、親や別の参加者との交流を経て、コミュニティを経験するという教育の面でも有効だったようです。

http://map03.ecom-plat.jp/map/map/?cid=9&gid=194&mid=805

また、伊豆大島では観光や火山地形、歴史、文化などの多彩な情報のほかにも、台風被害状況マップなどを作って、防災・ハザードマップとしても活用しているそうです。

https://izuoshima26.crowdmap.com

みんなが情報を持ち寄って、刻々と「アップデート」していくマッピングパーティー。地図のIT化にぜひ注目です。

2014年4月1日

お客さまとのエピソードすだちで有名な徳島がIT県に!ITは過疎のカンフル剤となるか。

 

徳島市内から車で小1時間ほど車を走らせた山間に、神山町という小さな町があります。この人口6300人ほどの過疎の町が、今若い人たちに注目されています。

徳島というと、「豊かな自然」「すだち」を思い浮かべる人も多いと思いますが、じつは県全体に光ファイバー網が整備されているIT県ということをご存知ですか。自然とITが見事に両立した環境に惹かれ、クリエイターやアーティストなどが集まっているのだとか。

なかでも神山町は、NPO法人が主となり、「アート・イン・レジデンス」という取り組みを早くからスタート。これはアーティストの創作を支援するもので、次第に滞在するアーティストが増え、海外からの移住者も少なくないそう。人が人を呼び、ここ数年で10社以上の企業のサテライトオフィスが神山町に誕生するなど、次々と新しいムーブメントが起きています。

神山町のビジネスモデルは、町に新しい風を吹かせたい町と、自分らしいライフスタイルを求める人たちをITの力でうまくマッチングさせた好例のひとつ。ITの恩恵は山ほどありますが、Webミーティングやクラウドなどの普及によって、場所の制約を受けず、好きな土地で好きな仕事ができるというのは、大きな革命といえるでしょう。都会もボヤボヤしていられない時代ですね。

徳島が日本のシリコンバレー(ちょっと古い?)と呼ばれる日は遠くなく、さらに言えば、ITの力によって日本から「過疎の町」という言葉が消えればいいと考えるこの頃です。

2014年3月1日

お客さまとのエピソード東大、慶応、早稲田…、一流の教授陣によるウェブ講義を無料で!

 

いくつになっても学習意欲は衰えさせたくないもの。でも「カルチャーセンターはちょっとね…」という方に朗報です!
東大、慶応義塾、早稲田といった一流の教授陣の講義を無料で受講できる日本初のウェブサービスが4月から始まります。

受講の流れとしては、オンライン講義を視聴し、掲示板を介してディスカッション。その後、テストやレポートを提出して修了証が発行されます。講義によっては、リアルな「対面授業」も受けられるとか。

学生でも社会人でも誰もが受講でき、講義動画はパソコンはもちろん、スマホ、タブレットにも対応。
時間や場所を選ばず、自分の生活リズムに合わせて学ぶことができるのは嬉しいところ。 講座の内容は、国際安全保障論、マンガ・アニメ・ゲーム論、服飾文化、俳句、インターネットなどさまざまで、けっこう面白そうです。
英語の講義、翻訳にも対応する予定とか。日本の大学の講義を全世界の人たちが受けられるのも面白いですね!

じつは、この仕掛け人は、ケータイなど移動通信サービスを事業の柱とするNTTドコモ。 もはやネットワーク(通信)の提供だけでは成長が見込めないと、教育コンテンツにも進出したというわけです。
このオンライン大学講座がどこまで発展するか、ぜひ見守ってみたいと思います。

今なら生徒募集中。学習意欲を失っていない方は、ぜひ一度、チェックしてみては?

無料オンライン大学講座「gacco」 http://gacco.org

2014年2月1日

お客さまとのエピソードおサイフケータイから顔パス支払いへ

 

先日、友人がApple Storeで買い物をしたときのこと。「支払いは、iPhoneの画面に、指でサインするだけだった」とやや興奮気味に話しておりました。さすがAppleですが、コンビニへ行けば、iTunesやAmazonのロゴが描かれたカラフルなネット決済向けプリペイドカードが大量に並んでいますし、公共交通機関を利用する人の多くは、切符を買わず、カードをピッとかざして改札を通り抜けています。

2001年にスタートした電子マネーサービスは、今やSuicaやおサイフケータイとともに、私たちの生活に驚くほど深く浸透しています。

昨秋、そんな電子マネーの世界にちょっと変わった決済方法が誕生しました。スマートフォンを使った「顔パス支払い」で、「Paypal(ペイパル)」というもの。あらかじめアプリに顔写真を登録しておき、提携のお店にアプリでチェックイン。あとは支払い時に「Paypalで」と言えば、登録したクレジットカードで支払いができちゃうんです。もうカードをかざす必要もありません。まるで常連さんがツケ払いをするかのようですね。

ただし、顔パスが増えれば、たくさんの銀行引き落としが待っているので、くれぐれも浪費にはご注意を。