ITよもやま話のスタッフブログ一覧

2019年12月1日

お客さまとのエピソード5Gがもたらす日常を考えてみた!

2020年春のサービス開始を控え、「5G(第5世代の通信規格)」が注目を集めています。現在の4G通信でも充分速く、特に不満もないと思いますが、5Gになると何が変わるのでしょうか。
以下の3つが最も大きな特徴と言われています。

1. スピード

3Gから4Gになって、動画サービスやクラウドサービスが一気に普及しました。5Gになると通信スピードは100倍ほどになります。さらなる高画質、高音質で音楽や動画が楽しめるようになります。

2. 超低遅延

4Gは10ms(0.01秒)の転送遅延がありますが、5Gの遅延は1ms(0.001秒)未満。これにより動画と音声のズレがなくなったり、ロボットやパソコンの遠隔操作のリアルタイム性が高くなったりします。患者さんと遠く離れた場所でロボット手術する日も近いかもしれません。

3. 同時接続数

1つの基地局に多数の機器を接続して通信できるようになります。
具体的には1kmあたり100万台の同時接続が可能になります。災害時のインフラ維持だけでなく、IoTやウェアラブル端末など携帯電話以外の通信機器が増えてきた昨今、接続数が増えることは大きなメリットです。

弊社の手がけるWebサイトも動画を扱うケースがとても増えています。5Gになれば、高画質の動画の需要が増えてくると思います。近い将来、「昔のWebサイトはほとんど静止画だったんだよ」と、まるでモノクロ映画のように懐かしむ日が訪れるかもしれませんね。

2019年11月1日

お客さまとのエピソード3つのレンズが特徴的な新しいiPhone

9月に発売された「iPhone 11 Proシリーズ」。すかさず購入した私が、使い心地などについてお伝えしたいと思います。
まず一番の特徴は、やはり背面でにらみをきかせる「三眼レンズ」でしょう。3つのレンズは、広角(標準)、望遠(ズーム)、そして超広角の機能が備わっています。

  • 広角(標準)

  • 望遠(ズーム)

  • 超広角

仕事で一眼レフカメラの広角レンズを駆使する私ですが、スマホで同じような画角の写真が撮れるとは驚きです。一眼レフカメラのように、いちいちレンズ交換する手間も不要です。
Android端末に遅れを取っていた夜景撮影モード(ナイトモード)も、かなりいい感じ。今まで暗い場所でのスマホ撮影は諦めていましたが、使う機会が増えました。

  • 通常撮影

  • ナイトモード撮影

さらに今後利用可能になる、AI(人工知能)を使った高度な画像処理のしくみ「Deep Fusion」という技術がすごい。シャッターを切ると(厳密には切る前から)一度に複数枚の異なる設定の写真を撮り、1ピクセル単位で一番良い画像を使って、写真のすべての部分の質感やノイズの最適化を行うというものです。
しかも、利用者がそういった技術や処理について、意識することなく動作してくれるとか。
(Deep Fusionは、1秒ほどですべての処理を終えるそうです)

「撮ったらすぐに綺麗な写真が見られる」を高度な演算処理とCPUパワーで実現する。
スマホがこんなに高性能にならなくてもいいのに、と思ったりもしますが、スマホ競争はまだまだとどまることを知りません。
今後もユーザーの一人として、スマホの進化を見守っていきたいと思います。

2019年10月1日

お客さまとのエピソード過度の干渉は禁物? 最近、Google離れが進んでいるワケ

便利なサービスを次々と生み出し、検索エンジンで圧倒的なシェアを誇るGoogle。
利便性を高めるために、個人の情報と紐付いた検索結果を表示するのが強みの1つです。現在の所在地や、過去に検索したキーワードなどを解析して、ユーザーにあわせた検索結果にカスタマイズしています。当初は「これは便利!」と肯定的な声が多かったのですが、最近は「見透かされているみたい」「自分好みの情報しか出てこない」「広告がウザイ」など否定的な声も高まりつつあります。

そこで、最近注目されているのが、新しい検索エンジン「ダックダックゴー」です。
「あなたを追跡しない」をコンセプトに、プライバシー保護に特化しているのが特徴です。
検索履歴や所在地を取得しないため、検索キーワードに忠実な結果を表示するのが人気です。

例えば「歯医者」と検索した場合、Googleは近隣の歯医者を表示しますが、「ダックダックゴー」は全国の歯医者を対象として結果を表示します。もちろん「名古屋 歯医者」と検索すれば近隣の歯医者を探すこともできます。
実は10年ほど前から「ダックダックゴー」のサービスは始まっていたのですが、昨今のプライバシー保護という時代の趨勢の中、陽の目を見るようになったと言えます。
今後どこまで普及するかは未知数ですが、フィルターされていない情報が欲しいときは、以下のサイトにアクセスし、Googleとの検索結果の違いを確かめてみるのも面白いですよ!

・ダックダックゴー
https://duckduckgo.com/

2019年9月1日

お客さまとのエピソードGoogleからの電話はウソ、ホント?

先日弊社のお客さまから次のような問い合わせがありました。
「Googleという会社から電話があったが、怪しそうだったので断った。よかったでしょうか」

Googleはインターネット業界の巨人といわれるビッグ企業です。そんな名前を出されると、つい耳を貸したくなるものですが、ちょっと待ってください。下記のように、Googleとは無関係の会社であるにも関わらず、言葉巧みに「Google」の名前を出すことで、相手を信用させる営業電話の場合もあります。

営業電話その① Googleマイビジネスの代行登録

店舗名等で検索すると検索結果に出てくるビジネス情報をGoogleマイビジネスと呼びますが、この情報登録を代行する、というもの。好き勝手な内容に書き換えられてしまう可能性もあり、後から権限を取り返すのも大変なので、よく知らない業者への依頼は控えるのが正解です。
なお、Googleマイビジネスへの情報登録は誰でも簡単にできます。

下記サイトに分かりやすく書かれていたので参考にしてください。
https://tenjuku.net/google-my-business-registration

営業電話その② Googleストリートビュー

Googleと提携しているストリートビューの代理店と名乗る者から電話がかかってきます。撮影無料の場合もあるようですが、毎月よくわからない管理費を支払う契約を結ぶ必要があるとか。
ちなみにGoogleはストリートビューの撮影者に業務委託することはないそうで、Google提携先もないそうです。つまり「Googleと提携している」と言ってくる相手は怪しいと思った方が良いでしょう。

上記以外で、本当にGoogleからかかってくる電話もあります。
それはGoogleのアドワーズ広告を利用しているとき。現状の予算内でより効果が出る広告設定をサポートしてくれます。
(Googleアドワーズをもっと使ってもらうための営業活動ではありますが…)

広告を利用していないのにGoogleから電話がかかってくることはまずないので、くれぐれも皆さん、ご注意ください!

2019年8月1日

お客さまとのエピソードトップページの大きなスライド写真は「いる」「いらない?」レスポンシブWebデザイン、その後

「スマホでは1秒でも早く目的にたどり着きたい。トップページの大きなスライド写真って、いらないのでは?」
先日、お客さまである病院の事務長から言われた言葉。出先から専門外来医師の診療時間を確認しようとしたところ、トップページの大きな写真をジャマに感じたとのこと。

PCと違って画面の小さいスマホでは、何を優先するかが重要です。リピーターを重視するなら診療時間などリアルな情報、初めての方を重視するなら良いイメージだったり最初に読んでほしいことだったり。そこで以前は、PCとスマホで異なるデザインに仕上げたものですが、最近はPCとスマホの画面に合わせて表示を変える「レスポンシブWebデザイン」が主流となり、PCで使いやすくても、スマホで使いづらいことも起こり得るようになりました。だからこそベストなデザインの両立を目指してきたつもりですが、お客さまの言葉にハッとさせられました。

ホームページの目的や優先順位は、お客さまによっても時代によっても変化するもの。大切なのは、お客さまの声につねに耳を傾け、定期的なアクセス解析を行って改善を繰り返すこと。
レスポンシブWebデザインが当たり前になった今、使い勝手と効果の検証をするタイミングに来ていることを実感するこの頃です。