ITよもやま話のスタッフブログ一覧

2015年4月1日

お客さまとのエピソード介護のトイレ事情に新たな救世主!?人の尿意・便意を予知するシステム。

 

ある時突然やってくる便意、しかし近くにトイレがなくてピンチ……!
あと30秒遅かったら大惨事になるところだったという経験をされた方も少なくないと思います。ちなみに筆者は過敏性腸症候群のため、そういった死線を何度もくぐり抜けています。

今回、取り上げる「ディーフリー」という製品は、排泄に関する問題を抱えている人にとって画期的なものです。

ディーフリー(D Free)
http://dfree.biz

ディーフリーはお腹に貼る小さなウェアラブルデバイスです。超音波センサーで膀胱や前立腺、直腸をモニターして、その膨らみや変化をもとに排泄を予知する仕組み。デバイスが感知すると、スマートフォンのアプリが「10分後に出ます」と教えてくれます(まるで地震予報のようですね!)。

過敏性腸症候群の方も重宝すると思いますが、開発会社としては介護領域で普及させたいそうです。確かに介護士の方にとっても、事前に準備ができるのは助かると思います。
すぐにトイレに駆け込むことができない車椅子利用者の方にも嬉しいデバイスとなるでしょう。

「こんな製品があったらいいのに」という夢がどんどん現実になっていくIT世界の進歩には改めて驚かされます。ただ、重要な会議中や渋滞時の車中で「あと10分後に出ます」とアラートがあっても、それはそれで困るし、かえって焦ってしまうので、普段の心がけと対策もお忘れなく。

2015年3月1日

お客さまとのエピソード遠くにいながらにして、視覚障害者をサポート。スマホでできる新しいボランティア。

 

もしも街中や駅の構内で、白杖を手にした視覚障害者の方が困っているのを見かけたら、あなたはすかさず、手を差し伸べることができますか。「力になりたい」と思っても、つい、声をかけるタイミングを逸してしまったことはありませんか。

でも、デンマーク生まれのアプリ「Be My Eyes(私の目になって)」をスマホにダウンロードしておけば大丈夫。
これは、その名のとおり、視覚障害者の目の代わりになるアプリなのです。

「バス停の時刻表を読んでほしい」
「この食品にはどんな添加物が入っているの?」
「冷蔵庫に入れたままのミルクの賞味期限は?」

などなど、視覚障害者の方が今すぐ確認したいことをスマホのカメラで映し、「Be My Eyes」で問いかけます。メッセージを受け取った人たちは、目の代わりとなって、共有された動画の内容を説明します。たったそれだけのことですが、視覚障害者の方にとっては、大きな手助けとなります。

アプリがリリースされてまだ1ヶ月くらいですが、すでに日本を含む30カ国に対応し、約1万人の視覚障害者と12万人以上のボランティアが登録、3万件を超える「目のお手伝い」が行われたとか。もちろん、安全面のことなど課題もありますが、距離という枠を越えた、ボランティアの新しいスタイルといえそうです。
あなたもスマホでできるボランティア、参加してみてはいかがですか。

http://www.bemyeyes.org(現在はiPhoneアプリのみ)

2015年2月1日

お客さまとのエピソード個人がメディアになる時代。youtuber(ユーチューバー)

 

以前、このコーナーでYouTubeの話をしましたが、その時にはまだ無かったであろう「YouTuber(ユーチューバー)」という単語をご存知でしょうか。
動画を制作しYouTubeに投稿、再生回数に応じて広告収入を得る。
そういったクリエイターのことを「YouTuber」と呼んでいるようです。

お菓子のおまけなどの紹介動画、テレビゲームをプレイしながら実況解説する動画、料理レシピ動画、自分のすっぴん状態からメイクしていく動画、元塾講師による小中高の授業の動画、人がやらないことをただただ実行する動画など、じつにさまざまなものが投稿されています。

昨年はそんなYouTuberが続々と登場し、IT業界が賑わいました。
視聴者層は大人から子供まで、多いものは何百万回も再生され、会社を辞めて動画投稿だけで食べているYouTuberも少なくないようです。

このように、コンテンツ(ネタ)を持っている人が自由に発信でき、利益が得られる仕組みは、今後も増えていくと思います。
ただし、そういう方がかならずしもITに詳しいわけではなく、アメリカでは、YouTuberを束ねて制作環境をバックアップし、マネジメントを行う会社も増えており、その波は今後日本にも広がりつつあるようです。

文創社でも、動画を使った効果的なPRをサービス事業に取り入れております。今後も様々なメディアツールで皆様のサポートができるよう、つねにアップデート中です。

2015年1月1日

お客さまとのエピソード空飛ぶカメラや空飛ぶAEDが現実に。

 

去年のイギリスの流行語大賞は「自分撮り(Selfie)」で略して「自撮り」。スマホなどで自分の写真や動画を撮影して、ネット上にアップするもので、日本でも「自撮り」を楽しむ人が増えています。

その進化版といえるのが、ドローンという小型の無人飛行機を使った、動画の「自撮り」。ドローンに撮影用のカメラを搭載し、スマホやタブレットで遠隔操作して撮影します。これなら空撮っぽい撮影や旋回しながらの撮影もカンタン!
ちなみに、昨年放送したNHKドラマ「あまちゃん」のオープニングの撮影でも、ドローンが使われているとか。

「自撮りなんて自分には関係ない」と思う方も少なくないかもしれませんが、オランダの技術者は、急病人に向けて通報を受けてから1分以内にAEDが届くドローンを作りました。言わば空飛ぶAEDですね。
https://www.youtube.com/watch?v=y-rEI4bezWc

また、日本でも、セコムが民間で世界初となる不審者を追跡するドローンを開発。2014年度内の実用化を目指しているそうです。
https://www.youtube.com/watch?v=5VlMAfKW0pw

地上の目線から、鳥の目線へ、変化をもたらすドローン。
これによって人間の視野も、高く、遠く、広がるといいのですが……。

2014年12月1日

お客さまとのエピソードネット上の危険からこどもを守る、こどもセキュリティ

 

LINEやFacebookなどのSNS(ソーシャルネットワークサービス)を通して、子どもが犯罪に巻き込まれる事件が増えています。親としては、子どもにスマホを持たせることに不安を感じる面もありますが、今や子ども同士のコミュニティにスマホは欠かせないものになっており、簡単に規制できるものでもありません。

そんな中、子どもが使うSNS上のデータを分析し、危険を回避するAndroidアプリ「Filli(フィリー)」が注目を集めています。
https://www.filii.net

SNS上で危険なキーワードを含むやりとりが目立った場合、親にアラートで知らせてくれるというサービス。子どものプライバシーを守りながら、日付、やりとりの相手、危険単語と危険度などを表示し、SNS上のつながりを「見える化」してくれます。 例えば、娘が、親の知らない30代の男性とSNSでつながっている、ということが分かるようになるわけです。

SNSでの子どもの活動は、親や学校の先生が把握するのは難しく、「きづき」のヒントを与えてくれるという点では有用です。ただ、こういったサービスを本当に役立つものにするにかどうかは、親の対応にかかっているとも思います。

そういえば、iPhoneの生みの親、故スティーブ・ジョブスは、自分の子どもにはiPhoneやiPadを使わせなかったとか……。筆者の息子はたまにiPadでYoutubeを見ますが、教育上あまり好ましくない映像を見そうになって慌てて私が止めに入ったりする時も。
これをきっかけに、ITとの付き合い方について、家族で話し合う時間を持つのも良いかもしれませんね。