ITよもやま話のスタッフブログ一覧

2018年9月1日

お客さまとのエピソード国をあげて推進する「キャッシュレス化」、成功の鍵を握るのはQRコードか?

世界ではキャッシュレス決済(クレジットカード、電子マネー、スマホ決済など)が進んでおり、韓国でのキャッシュレス決済比率は90%だそうです。
しかし、いまだに現金信仰が強い日本では20%程度とキャッシュレス決済後進国であることをご存知でしょうか。

そのような中、最近注目を集めているのが「QRコード決済」で、楽天やLINE、ドコモ、KDDI、その他スタートアップ企業などが参入を表明しています。

QRコード決済は、スマホに専用のアプリを入れたら次のいずれかの方法で決済を行います。

  1. 利用者のスマホにQRコードを画面を出して、お店側がそれを読み込む
  2. お店がQRコードを掲示し、利用者のスマホでそれを読み込む

QRコード決済は、店舗側の投資がほとんど必要なく、高額な専用端末がいらないため導入が容易です。
また「おさいふケータイ」である必要はなく、ほとんどのスマホでQRコードが読み込めるため、利用者の端末も選ばないというメリットがあります。
個人的にはこのハードルの低さが、日本のキャッシュレス決済比率を引き上げる鍵になるのではないかと思います。

最近では医療機関でもQRコード決済ができるようになりつつあるそうです。
初診時、幾らかかるのか分からないため、財布の中身を心配していつもドキドキする自分にとっては、医療機関でキャッシュレス決済ができると嬉しいです。

2018年8月1日

お客さまとのエピソードネット社会は危険にさらされている。だから、ネットのやりとりを暗号化する常時SSL化が必要

最近、ホームページをチェックしていると【保護されていません】とメッセージが表示されることがありませんか?
Googleが開発するWebブラウザ「Chrome」は、2018年7月にリリースするバージョンから、SSLに対応していないセキュリティの低いホームページは、【保護されていません】と警告を表示します。

SSLとは、インターネット上の通信を暗号化することで、第三者からの盗聴を防ぐセキュリティの仕組みです。
SSLで通信されているページは、URLが「http://」でなく「https://」から始まっているので、下図のように簡単に見分けることができます。

従来は、ショッピングサイトの注文時やネットバンキングなど個人情報をやりとりする時だけSSLで通信を暗号化していましたが、インターネットでのセキュリティリスクが高まるなか、ホームページの全ページを暗号化する「常時SSL化」が急速に進んでおり、Yahooなど大手サイトもこれに習っています。
皆さんが安全にインターネットを利用できるよう、Google始め業界全体が常時SSLの普及に取り組んでいるというわけです。
将来的にはインターネット上の通信は全て暗号化されるようになっていくと思われます。

■ 常時SSL化のメリット

  1. セキュリティの強化
    フォームに入力する個人情報だけでなく、通常のページを閲覧している時でも、ブラウザに残っている閲覧履歴やログイン情報などの盗聴を防ぐことができます。
  2. アクセス解析の精度向上
    訪問者がどこのホームページからやってきたかを知るための情報を、より正確に知ることができます。
  3. 検索結果への影響
    Googleは、「ホームページがSSL化しているかどうか」を検索結果の順位決定の要因とすることを発表しています。

■ 常時SSL化の注意点

SSL化により通信が暗号化されたとしても、古いOSやブラウザ(※)のスマホ・PC環境は脆弱性があるため、多くのレンタルサーバー会社では、よりセキュリティを高める施策としてSSL化したホームページ自体を閲覧できなくするように切り替えています。

※ホームページを閲覧できなくなる古いOSやブラウザ
スマートフォン/Android 4.4以前、iOS 4以前の端末における標準ブラウザ環境
パソコン/Internet Explorer 10以前のブラウザ、Mac OS 10.8以前の環境

弊社で管理させていただいているお客様ホームページのSSL対応については、別途郵送にて案内を送付しておりますので、ぜひご一読ください。

2018年7月1日

お客さまとのエピソード古いPCでホームページが見られなくなる?

ここ最近、大手のサイトにアクセスすると「古い環境ではホームページが見られなくなります」といった告知が相次いで出されています。Yahoo! JAPANも6月1日以降、順次サービスが利用できなくなります。

https://security.yahoo.co.jp/news/tls12.html

一体何が起こっているかというと、通信の暗号化をするSSL/TLSという仕組みのうち、古いバージョンの仕組みはセキュリティに問題があるため、今後新しいバージョンに移行しますよ、ということです。
具体的には「TLS1.0」と「TLS1.1」というバージョンに対応しなくなり、より安全な「TLS1.2」に移行するのですが、これによって「TLS1.2」に対応していない古いOSや古いブラウザでは一部のホームページが閲覧できなくなってしまうのです。
OSは、Windows Vista以前、MacOS X 10.8以前、ブラウザはInternet Explorer 10以前等が対応していないとされています。

今使っている環境が対象かどうかは、上記Yahoo!のページで確認することができますので、一度確認してみてください。

弊社でサーバーを利用しているお客さまについては、SSL/TLSは新しいバージョンに移行しておりますのでご安心ください。

2018年6月1日

お客さまとのエピソードまるでテレポーテーション!? ARが進化したMR複合現実

ちまたのアミューズメント施設では「VR(Virtual Reality)=仮想現実」ゾーンが人気です。最近では、現実世界にCGなどの仮想世界を重ねて「拡張」する「AR(Augmented Reality)=拡張現実」が、「ポケモンGO」で知られるようになりました。

さらに「AR」を進化させた「MR(Mixed Reality)=複合現実」をご存知でしょうか。
この技術は、ポケモンGOのように、現実世界にCGを重ねるだけではありません。目的物に近づいて様々な角度から見たり、タッチしたり、3Dを手で動かしたり、現実世界と仮想世界をより密接に結びつける技術で、まるでテレポーテーション(瞬間移動)のようです。

ITの進歩が目覚ましい医療現場における「MR」の事例として、ロンドンの病院で大腸がん手術をする際、その場にいない医師を、あたかも手術室に一緒にいるように表示させ、指示を仰ぎながら手術を行ったそうです。


参考動画: https://vimeo.com/239145985

今はまだ人物が粗いポリゴン表示ですが、今後はリアルになっていくはず。医師の前に遠隔地の患者を表示させ、問診、診察をする時代も、そう遠くはなさそうです。

すでに建築物のプレゼンテーション、アパレル業界、業務トレーニング、遠隔地の入学式など、導入事例も増えており、今後のMRにぜひ注目したいところです。

2018年5月1日

お客さまとのエピソード「テレワーク」という働き方改革

日本の労働人口が年々減っていくなか、企業はより生産性アップを図ると共に、高齢や育児、介護などの事情で離職した人でも無理なく働き続けられる環境整備が求められています。

その環境づくりに効果をもたらすひとつが「テレワーク」です。テレワークとは、情報通信技術を使った、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方のことで、自宅やカフェなど本来の職場から離れた場所で仕事をすることを指します。社員がだらけて逆に生産性が落ちるのではないかという危惧がありますが、実際には、急な電話や打ち合わせがなく「仕事に集中できる」「仕事の成果が向上する」といった声や、「リラックスできていいアイデアが出せる」「ストレスが減る」といったメンタル面での恩恵もあるようです。

弊社でも働き方改革の一環として、今年度より一部テレワークを導入することにしました。社員にとっても会社にとってもよい効果をもたらし、結果的に顧客満足度アップにつながることを目指しています。