NASとは「Network-Attached Storage」の略で、ネットワークに直接繋がったハードディスク(HDD)のことを指します。
それ自体は簡易なコンピューターの機能を持っていますが、会社内のLANに接続されていると外部のHDDのように使えます。主に社内の共有ディスクとして利用されることが多いですね。

では、いわゆる外付けHDDと何が違うのでしょう。

外付けHDDはパソコンと1対1で使うものです。ネットワークに接続することもできますが、パソコンの電源が切れていると繋ぐことができません。一方、NASはネットワークに単独で繋げるので、いつでも複数のパソコンから接続できます。また、企業向けのものは、HDDが複数台で構成され、1台が壊れても残りのHDDが無事であれば、データが復旧できるようになっていたり、電源をつけたまま簡単にHDDが交換できるような作りになっており、ビジネス用途に特化しています。

セキュリティやアクセス権管理など、複数人が使うのに便利な機能もついています。
少々値段は高いですが、会社のデータ管理には欠かせないツールのひとつです。