日本において、あらゆる著作物は創作された時点で自動的に著作権がつきます。
そのため、ネット上で見つけた写真やイラストを無断で自分のホームページに掲載すると「著作権侵害」となり、相手に訴えられることもあります。
ただ最近は、インターネット上で皆が使ってくれる方が、自分の作品が広まるので
好都合だという著作者も増えてきました。
ところが最近では、自分の著作物を広く拡散させるため、あえて自由に使ってもらうケースも増えてきました。そんな人におすすめなのが「自分の作品はルールを守って自由に使ってもいいよ」とアピールするのに有効な「クリエイティブ・コモンズ」です。
[クリエイティブ・コモンズとは]
「クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(CCライセンス)」を提供している国際的非営利組織とそのプロジェクトの総称。CCライセンスとはインターネット時代のための新しい著作権ルールで、作品を公開する作者が「この条件を守れば私の作品を自由に使って構いません」という意思表示をするためのツール。
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CCライセンスの種類
https://creativecommons.jp/licenses/
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表示
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作品のクレジットを表示すること |
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非営利
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営利目的での利用をしないこと |
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改変禁止
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元の作品を改変しないこと |
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継承
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元の作品と同じ組み合わせのCCライセンスで公開すること |
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作者にとっては権利を守った上で作品を広く知ってもらうことができ、利用者にとっては、表現の幅が広がるという、双方のメリットがあります。
「クリエイティブ・コモンズ」の普及によって、逆に著作権への理解が深まることも期待したいと思います。