弊社が制作している「つなぐすり」のタイトルを書にしてくださった、書道家の高橋温子さん(写真中央)

タイトルに魂を吹き込んでいただいた、健康復興応援マガジン「つなぐすり」

仙台で活動する書道家・高橋温子さんと初めてお会いしたのは、東日本大震災が起こった2011年、仙台駅の構内にあるカフェでした。一家5人が津波にのまれ、希望を失いかけていたとき、津波で流された出展用の書「ひまわり」が見つかりました。

「ひまわりのように上を向いて生きていきなさい」
という天からのメッセージと受け止め、再び筆を手にし、書道教室も再開された高橋さん。

この新聞記事を読んだ弊社社長の左藤が「この方に、今企画中の冊子タイトルを書にしてもらおう」と言い出しました。盛岡に本社のある、置き薬の会社の社長とのご縁により、復興応援マガジン「つなぐすり」を企画、年内発行に向けて制作を進めているさなかでした。

最初は会ってくださるか不安でしたが、新聞社を通じて高橋さんとコンタクトを取り、仙台駅での初面会となったのです。

あれから早6年。年3回発行の「つなぐすり」はすでに18号目を迎えました。

今年3月11日、高橋さんはこれまで制作した作品をまとめた「永遠のしずく」を発刊。その刷り上がりを届けるため、わざわざ仙台から名古屋に足を伸ばされ、弊社にも顔を出してくださいました。
約6年ぶりの再会と、またお会いできた縁に感謝の気持ちがこみ上げました。

「つなぐすり」は「つなぐ」と「くすり」の造語です。この言葉をつくった当初は、「置き薬を通じて人と人がつながる」というコンセプトでしたが、今は、人がつながることで何らかのエネルギーが生まれ、それが心を元気にするクスリにもなる。そう思っています。