紙に印刷するプリンターのように、立体物が造形できる『3Dプリンター』。薄い層を樹脂で積み重ねて立体物をつくりだします。
以前は一台100万円以上する高価な業務用機器でしたが、10万円程度の3Dプリンターが登場したことで、家庭用として脚光を浴びています。

3Dプリンターの魅力は、データさえ入手できれば、世界のどこからでもネットでダウンロードし、自宅のプリンターで造形できてしまうこと。そこで最近、さまざまな3D用データがネット上に公開されています。

あるチームは、子ども向けに義手パーツのデータを公開しました。手の大きさや成長に合わせて出力できるので、カスタムメイドの義手を、費用や時間を大きく軽減して製作することが可能です。もともと指を失った大工さんが、自分のために作ったことが発端らしいのですが、それを世界中の指を失った子どもたちのために提供するという発想はとても素晴らしいですね。

3Dプリンターの可能性は無限です。まだまだ一般的ではありませんが、その普及とともに登場する活用方法に期待しましょう。

Robohandプロジェクト
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