ふだん私たちは当たり前のように口から食事をしていますが、高齢者の多い病棟や老健(老人保健施設)では、患者さんの口や喉の動きをみながら「飲み込む」「食べる」を日々支援しています。鼻からの経管栄養や点滴ではなく、口から食べることは、誤嚥性肺炎などリスクも伴いますが、人を元気にするチカラがあるのだそうです。
「栄養ジュースが飲めない患者さんでも、凍らせてシャーベットにしたり、なめらかなゼリーにしたりすると、一口食べてくれたりするんですよ」とうれしそうに話す病棟看護師さん。
その病院の在宅復帰率が高い理由が分かった気がしました。