愛知国際病院の広報誌「みなみやま」(年4回発行)

愛知県下で最初にホスピスを開いたのは、愛知県日進市にある愛知国際病院です。病院創設者である故・川原啓美先生が、地域の人の協力のもとに実現したもので、その想いは今もスタッフの皆さんにしっかりと受け継がれています。
弊社はこの病院のホームページや広報誌の制作をさせていただいているのですが、取材でホスピス看護師さんに話を伺った際、とても心に残る言葉がありました。

「私たちナースは、医療技術や知識を持ってはいるけれど、それはささいなこと。
ホスピスの患者さんは覚悟を決めて、ものすごいエネルギーで毎日を生きています。
その力を信じて支え、最期まで生き抜くのをお手伝いすることが、
唯一、私たちにできることです。」

ホスピスは「亡くなる場所」ではなく、1日1日を「生き抜く場所」だと教えられました。
また、患者さんを支えるホスピス看護師の皆さんもまた、ものすごいエネルギーでケアをしているのだと改めて感じました。
1999年にホスピスを設立した川原先生は2年前、このホスピスで家族やスタッフに見守られながら息を引き取りました。